スニーカーが加水分解する原因と防止方法対策は?

https://8469sneakers.com/broken-sneakers/より引用

スニーカーの加水分解とは?

スニーカーコレクション好きならご存知加水分解!原因と対策とは!?加水分解とは、そもそも化合物質が水と反応して分解を起こしてしまうことを言います。これだけ聞くと、スニーカーは実は水に弱いのかと考えてしまう方もいると思います。もちろんですが、地面と接するソールの表面部分には、水に強い素材が使われています。
しかし、ソールの内部でも靴底に近い部分は、摩擦に強くするためポリウレタン(ウレタンゴム)素材となっています。このポリウレタン(ウレタンゴム)が水と反応して分解を起こしやすいので、スニーカーが加水分解を起こしてしまいます。加水分解を起こしたスニーカーを見た方ならお分かりでしょうが、ソールがボロボロになるというより、靴底とソールが分離しようとしていたり、スニーカーのソール部分が崩壊していくという方が表現として近いのではないでしょうか。

どういうスニーカーが何年ぐらいで加水分解するの?

スニーカーコレクターにとっては、自分の今持ってるスニーカーやメーカーシリーズによってどの程度で加水分解が起こるか気になる方が多いと思います。かといって自分のお気に入りのスニーカーを実験することもできないと思うのでネットに上がってるスニーカーのメーカーシリーズごとに加水分解の実体験があったのでご紹介します。
1.ナイキ エアマックス 95 イエローグラデ

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13218118673より引用

他にもいろいろコメントを見ましたが、どれぐらいの頻度でスニーカーを使用してるかで個人差はあるようですが7~10年ほどで加水分解するみたいです。全くはかない人は、2年でナイキの加水分解が起こったと記事も散見されました。
2. Air vapor max ヴェイパーマックス

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11175184011より引用

ヴェイパーマックスのようなスニーカーは、加水分解が起きなさそうな雰囲気がありますね。しかし、ウレタンソールを使用してなくて構造的に剥がれそうなことも想定できるそうです。

加水分解したスニーカーの修理方法とは?

加水分解したスニーカーは、見るからに修理が難しそうにソールが剥がれていますが、自分で修理はできるのでしょうか。

・靴用の接着剤で修理する
最近では、ソールの修理がしやすい靴用の接着剤が多くのメーカーから発売されています。せっかく修理をすえるのであれば、靴用の接着剤で修理するのがおすすめです。加水分解を起こしたスニーカーを、靴用の接着剤で修理する手順は以下のとおりです。

1.修理する部分の汚れをキレイに取り除く
2.接着する片面に接着剤を塗布する
3.接着したい面に隙間ができないように重石などをして1日置いておく

・ボンドで修理する
加水分解では、靴底とソールが分離している状態ですので、それをくっつけることができればまたそのスニーカーを履くことができると考えられます。こうなると、市販されているボンドでも修理することは可能です。加水分解を起こしたスニーカーを修理する手順は、靴用の接着剤と同じです。

ただ、靴用の接着剤で修理した場合と少し違う点は、隙間ができないように抑えておいた際に、はみ出してきたボンドが少しキラキラと目立ってしまう点です。これさえ気にしなければ、手持ちのボンドでも加水尾分解を起こしたスニーカーの修理は可能です。

・瞬間接着剤などで修理する
靴用の接着剤も素材を選ばないボンドもなく、瞬間接着剤しか手元にないという場合には、瞬間接着剤でも加水分解を起こしたスニーカーを修理することは可能です。加水分解を起こしたスニーカーを修理する手順は以下のとおりです。

1.修理する部分の汚れをキレイに取り除く
2.接着する片面に接着剤を塗布する
3.接着したい面に隙間ができないように約1分程度押さえておく

他の2つに比べると、くっつくまでの時間は短いですが、その分、耐久性についても他の2つに比べると短いので、加水分解を起こしたスニーカーを瞬間接着剤で修理する方法は、あくまでも応急処理と考えて下さい。

スニーカーの加水分解を防ぐ真空パック保存のやり方とは?

特に、スニーカーコレクターの中で加水分解からスニーカーを守る方法として使われているのが、真空パック保存です。ここでは、その真空パック保存のやり方についてご紹介します。

・準備するもの
スニーカーを真空パック保存するために、準備するものは以下のとおりです。

1.スニーカーが入っていた箱
2.乾燥剤
3.木製のシューキーパー
4.圧縮袋

2~4については、専門店でも購入は可能ですが、最近では100円ショップでも簡単に手に入れられますので、スニーカーを加水分解から守るために真空パック保存を試してみたいという方は、100円ショップで購入してみてはいかがでしょうか。

・手順
では本題である、スニーカーを真空パック保存する手順についてご紹介しいます。

1.スニーカーを履いた場合には1日以上、自然乾燥させる
2.自然乾燥が終わったら、木製のシューキーパーをスニーカーに入れる
3.圧縮袋に乾燥剤を入れてからスニーカーをいれる
4.掃除機を使って圧縮し、スニーカーが入っていた箱に入れて保管する

スニーカーに入れるのは、水分を吸収させるために木製のシューキーパーが理想的です。購入した時に入っていた紙でも良いのではと考えられる方もいらっしゃるのではないでしょうか、しかし、購入時にスニーカーに入っている髪の多くは再生紙です。再生紙と一緒に長時間スニーカーを保管すると、変色の原因になりますので木製のシューキーパーの使用をおすすめします。

スニーカーの加水分解を防止する方法とは?

スニーカーを加水分解から守りたいけど、コレクションしているわけではないので真空パック保存まではしたくないという方もいるでしょう。普段から履いているスニーカーの加水分解を防止する方法にはこのようなものがあります。

・湿気対策をする
加水分解を起こす原因から考えると、加水分解を防止するためには湿気対策をすることが先決です。スニーカーを入れている箱や、スニーカーを置いている下駄箱に除湿財を入れてみましょう。こうすることによって、ある程度の加水分解を防止することができます。

そうです。スニーカーを保管する環境の湿気をゼロにできない限りは、加水分解を全く防ぐことはできず、あくまでも加水分解が進むスピードを遅らせるという方法となってしまいます。

・スニーカーは置いておかずに履く
加水分解が起こり、ソールが崩壊してしまったスニーカーというのは、多くの場合が長い間はいていなかったスニーカーです。このことからもわかるように、スニーカーは普段から履いていれば、加水分解が起こりにくくなります。

その理由として、スニーカーは履くことによって、加水分解が起こりやすいポリウレタン(ウレタンゴム)素材の中の空気が入れ替わります。このおかげで、ポリウレタン(ウレタンゴム)が水分と反応することを防いでくれます。

何足かスニーカーをお持ちの方は、ローテーションを組んで履かないスニーカーがないように満遍なく履くようにすれば、加水分解を起こしてしまうスニーカーは確実に減ります。

・履かないスニーカーは真空パック保存
もし、コレクションしておきたいスニーカーがある場合や、1ヶ月以上履かない可能性の高いスニーカーがある場合には、ご紹介した真空パック保存をしておくと、加水分解でスニーカーのソールが崩壊するのことを防止することができます。

加水分解をしたスニーカーの寿命年数とは?

加水分解の原因や対策などについてご紹介してきましたが、そもそもスニーカーの加水分解はいつから始まっているのでしょうか。商品がスニーカーですから、履いた時から水分と反応して加水分解が始まると考える人が多いでしょう。

しかし、実は加水分解を起こしやすいポリウレタン(ウレタンゴム)は製造された時から加水分解という名の劣化が始まります。したがって、加水分解を起こしたスニーカーの寿命年数は2~3年、長くても5年だと言われています。もし、こだわって中古のスニーカーを購入した場合には、寿命年数はもちろんそれ以下になります。

最近では、ソール部分に加水分解を起こしにくい素材を使用したスニーカーも発売されています。しかし、一般的なスニーカーの寿命年数は、多湿である日本の風土を考えると、ポリウレタン(ウレタンゴム)に変わる高性能の素材がソールの材料の主流とならない限り変わることはないでしょう。

加水分解しないスニーカー?!

加水分解しないスニーカーはないのか?そんなスニーカーコレクションのために素材別、メーカー別にまとめてみました。
・加水分解しない素材
1.ゴム
加水分解はまずしない素材です。しかし、車のタイヤは5年で使えなくなるといわれます。これは劣化により、ゴムが硬くなりグリップ力がおちるからです。硬くなるので履き心地も悪くなります。
使われている例:コンバースオールスター、ヴァンズ類、プーマスエード、クライド等、ナイキダンク、ブレーザー等、アディダススタンスミス、オールスター等です。
2.EVA素材、ファイロン素材
加水分解しないスニーカーとメーカーが謳う際によく出てくる素材です。ただ、この素材が使われていても、加水分解しやすい素材が含まれていると加水分解してしまうそうです。

・加水分解しやすい素材
1.ビジブルエアー
ナイキの代表クッションエアー。これは加水分解しやすい代表格です。
特に目で見えるビジブルエアー、エアマックスなんかはまずなります。チューブのようなものにエアーを閉じ込めて、それを違う素材でくっつける素材がポリウレタンでなければいけないみたいなんです。大事に大事に履かずにとってたエアマックス95が履けなくなっていたなんてよく聞く話です。10年くらいが寿命です。
2.エアー
目に見えないエアー。エアフォース1、ジョーダン1等見えないけどエアーが入っている場合です。
結果します。ビジブルよりかはしにくいそうですが、中身の支える支柱が加水分解で粉々になって、見た目はしてるかわからなくてもクッションがべこべこになるようです。それでも最悪履けるし、しにくいので15~20年くらいはいけるはずです。

3.ポンプのヘキサライト
リーボックの代表ポンプフューリー。クッションのヘキサライトはします。がそれを包み込んでいる素材がEVA素材なのでしにくいです。最悪ヘキサライトが死んでも履けます。

接着が剥がれたりとかあっても、大事に履けば15~20年は履けるスニーカーです。
4.ニューバランス
クッションの素材によります。大体en-capが使われていますがこれがします。早ければ10年くらいで。クッションの構造上ポリウレタンが含まれます。加水分解の代表格です。
あと576等のc-cap。1700等のアブゾーブはしにくいと言われています。ただen-capとの複合クッションだったりもするので、ニューバランスは基本すると考えておいた方がいいです。
ちなみにニューバランスはリペアをやっていて、クッション粉々になっていてもそこだけ修理してくれます。高いm番台ですけど。

5.プーマセル
最近売り出し中のセル。ごめんなさい、見た目的に多分します。情報が少ないので確証ないです。
ただ前に某動画で、プーマの偉い方が出てて、昔のセルヴェノムが変色はしててもそのままの見た目であったので、そうとう加水分解しにくいかと。履けるとも言ってたような気がします。
6.アシックス
これも確証はないですが、当時のゲルライト3がまだ履ける状態で残っていると噂を聞きましたので、アシックス全般しにくいと思います。見た目的にもビジブルじゃないので履けそうですよね。
最近のハイパーゲルライト、ゲルクオンタム360のゲルソールなんてちょっと怖いですけど。最近の素材は何十年もたった実物がないので、はっきりわからないですけど。
7.アディダスブースト
これも何十年もたった実物がないので、はっきりわかりませんが、メーカーいわく加水分解はそうとうしにくいそうです。いくら履いてもへたらないですしねブーストって。一応噂です。
https://www.barbara102o.com/2019/12/08/kasuibunkai/より引用

加水分解を防いで、スニーカーを長く愛用しましょう!

今回は、スニーカーが加水分解する原因や修理方法などについてご紹介してきましたがいかがでしたか。

革靴は通気性の面で、何足かをローテーションして履くとよいと言われていますが、スニーカーも加水分解を防止するためには同じということがわかりました。スニーカーも革靴も、履いては少し休ませるのローテーションを組んで、長期間履かない靴がないようにするのが長く愛用できる秘訣です。

加水分解の仕組みと対策はわかったけど、ここまで時間をかけれない方に!

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引用サイト
https://kajikko.com/cleaning/cleaning_maintenance/1029402