こんにちは。コーティング専門店グラシオン秋葉原です。
― 前衛的スニーカーにこそ必要なガラスコーティングと超撥水という選択 ―
近年、スニーカーは「履くもの」から「表現するもの」へと進化しています。その流れを象徴するブランドのひとつが、**grounds(グラウンズ)**です。
中でも代表モデルである MOOPIE(ムーピー) は、従来のスニーカーの概念を覆す独創的なデザインで、ファッション感度の高い層から強い支持を集めています。
■ groundsとは何者か?スニーカー界の異端児
groundsは日本発のフットウェアブランド。
最大の特徴は、「人の足元を彫刻作品として捉える」という独自の哲学です。
特にMOOPIEシリーズは、地層や有機物を思わせるボリュームソールが特徴で、歩くたびに視線を集める強烈な存在感を放ちます。
うんちくとして面白いのは、このソールデザイン。
実は歩行時の衝撃吸収を考慮した構造美と、アートピースとしての視覚的インパクトを両立させるため、複雑な曲線で設計されています。
見た目重視に見えて、実は機能性も計算されているのがMOOPIEの奥深さです。
■ MOOPIE(グリーン)の素材構成と注意点
今回のMOOPIEは、鮮やかなグリーンが印象的なモデル。
アッパーにはスエードや起毛素材、ファブリック系素材が使用されており、これがMOOPIE独特の立体感と柔らかい表情を生み出しています。
しかし、この素材選びには明確な弱点もあります。
・水分を吸いやすい
・ホコリや泥汚れが定着しやすい
・色ムラやシミが残りやすい
・一度汚れるとセルフケアが難しい
特にグリーンなどの発色が強いカラーは、汚れが「黒ずみ」として定着しやすいため、見た目の劣化が一気に進みやすいのです。
■ なぜMOOPIEにはコーティングが必要なのか
MOOPIEは量産スニーカーとは違い、「履き潰す前提」で作られていません。
むしろ、スタイリングの主役として、長く・美しく履くことが前提のスニーカーです。
そこで重要になるのが、
ガラスコーティング+超撥水コーティングによるダブルプロテクト。
■ ガラスコーティングの役割
ガラスコーティングは、スニーカー表面に非常に薄い硬質の保護膜を形成します。
✔ 摩擦による毛羽立ち防止
✔ 汚れの定着を抑制
✔ 素材表面の耐久性向上
MOOPIEのように凹凸が多く、立体的なデザインのスニーカーは、擦れやすい箇所が多いため、ガラスコーティングによる下地保護が非常に重要です。
■ 超撥水コーティングの役割
さらに上から施工するのが、超撥水コーティング。
✔ 雨・雪・水分を強力に弾く
✔ 泥汚れが付きにくくなる
✔ スエード・起毛素材の風合いを維持
うんちくですが、撥水性能が高いほど「汚れは水分と一緒に侵入できない」ため、結果的に防汚効果が大きく向上します。
■ 見た目は変えず、価値だけを守る
コーティング施工後も、
✔ 発色
✔ 質感
✔ 履き心地
は一切変わりません。
これは、MOOPIEのような“デザインありき”のスニーカーにおいて非常に重要なポイントです。
守るために個性を消してしまっては意味がありません。
■ 履く前施工がベストな理由
MOOPIEに限らず、スエード・ファブリック素材のスニーカーは、新品時が最もコーティング効果を発揮します。
一度汚れが繊維の奥に入り込むと、完全な除去は難しくなります。
つまり、
「履く前に守る」
これが前衛的スニーカーを長く楽しむための、最も理にかなった選択です。
■ まとめ:MOOPIEは守ってこそ完成する
grounds MOOPIEは、履く人の感性を映す一足。
だからこそ、汚れや劣化で印象を落としてしまうのは非常にもったいないことです。
ガラスコーティングと超撥水コーティングは、
MOOPIEのデザイン・存在感・価値を未来へつなぐための“見えない装備”。
攻めたスニーカーほど、守りは万全に。
それが、本当にスニーカーを楽しむ人の選択です。

