バッグ・カバンの型崩れを直す方法と対策

「バッグが型崩れしてきた、型崩れで見た目が悪くなった」といった悩みに直面したことはありませんか?
お気に入りのバッグやカバンなのに、こういった状態になってしまうと、どうしていいか分からない、捨てるしかないのかと焦ってしまいますよね。

本記事では、バッグ・カバンの型崩れを直す方法と対策を解説します。

 

 

バッグ・カバンの型崩れを直す方法

素材がレザー・ナイロンの場合

レザーやナイロン素材のバッグの型崩れを治す方法は、スチームアイロンを使用します。革製品の場合も同様に、シワを取るためにスチームアイロンの蒸気を当てます。ただし、カバンに直接アイロンが当たらないように気をつける必要があります。型崩れがひどい箇所にはスチームを重点的にあて、湿って柔らかくなった生地を手で引っ張って伸ばします。元の形に戻れば完成し、最後に湿った部分をタオルで拭き取ります。また、皮鞄の場合はレザークリームなどのケアグッズでお手入れすることが大切です。上記の方法で改善されない場合や不安な場合は、専門の業者に依頼することもオススメです。費用はかかりますが、お気に入りのバッグを長く使えるようにしてもらえます。

 

布製・キャンバス素材の場合

布製やキャンバス素材のバッグの型崩れを修復する方法は、新聞紙を使用することが有効です。新聞紙をバッグの内部に詰めることで形を整えます。
[手順]

  1. 型崩れしている部分を手で引っ張りながら形を整える。
  2. 不織布の袋に新聞紙を入れ、新聞紙をトートバッグの内部に詰める。不織布の袋は新聞紙のインクがバッグに移らないようにするために使用します。
  3. 新聞紙を詰めて、トートバッグ内部を伸ばすようにします。
  4. トートバッグに新聞紙を詰めたままで、日の当たらない風通しの良い場所に3日間ほど吊るして干します。

新聞紙が湿気を吸収してトートバッグの型崩れを直す効果があります。

 

バックガラスコーティング グラシオン秋葉原店

バッグ・カバンにコーティングをする

バッグに詰め物を入れた後にコーティングをすることで型崩れを直すことが期待できます。さらにコーティングによって様々なメリットが得られます。

傷防止

コーティングによって、バッグの表面を保護することができます。日常的な使用や収納の際に傷つきやすい部分を強化し、傷やキズを防ぐことができます。

 

型崩れ防止

バッグが長期間収納されていると、形が崩れることがありますが、コーティングによって形を保つことができます。特に、レザー製品の場合、湿度や温度の変化によって縮んだり伸びたりすることがあるため、コーティングによって保護することが重要です。

 

撥水性

バッグにコーティングすることで、水や汚れがつきにくくなります。雨の日や、汚れのつきやすい場所でも安心して使用できます。

 

光沢アップ

バッグの表面にコーティングをすることで、光沢がアップする効果があります。コーティング剤によって異なりますが、バッグがより高級感あふれる仕上がりになることがあります。

以上のように、ブランドバッグにコーティングすることで、傷防止や型崩れ防止、撥水性、光沢アップなどのメリットがあります。ただし、コーティング剤の種類によっては素材への影響があるため、バッグの素材やクリーニング方法に合わせて適切なコーティング方法を選ぶことが重要です。

 

バッグ・カバンの型崩れを防ぐ対策方法

バッグの中身をすべて出す

1度使ったバッグは、毎回中身の荷物をすべて出しましょう。バッグを空にしてしばらく休ませてあげると、荷物の形で変形してしまうのを防止できます。そして革製バッグで特に注意したいのが、湿気による型崩れ。革は湿気にとても弱く、空気中の水分が長期間革に浸透したままだと、表面のシワや型崩れの原因になります。バッグを使ったあとに内部をしっかり乾燥させるため、荷物を出したら通気性の良い日陰に置きましょう。毎回荷物を出すことを習慣化すれば、不用品やゴミをすみやかに処分することが可能。物の詰め込み防止にもつながります。

 

詰め物を入れて形を整える

実はバッグの型崩れが起きるのは、保管方法に問題のあるケースが多いのをご存知ですか?

荷物を出したバッグはそのまま保管すると、全体がしぼんで型崩れを起こしてしまいます。代わりに中に詰め物を入れて、バッグの形を整えておきましょう。詰め物は古新聞やいらない紙を丸めて、表面を白い紙で包むだけ。家にある廃材で簡単に作ることができます。バッグごとの形に合わせてあんこを作り、荷物の代わりに詰めて保管することを徹底しましょう。

 

バッグがへたらないように立てて保管する

バッグを横に寝かせると重力でへたれてしまうので、必ず立てて保管しましょう。保管中にバッグが横倒しになるときは100均のA4ファイルスタンドや、ブックスタンドを仕切り板代わりに使うと安定しやすいです。ファイルスタンドやブックスタンドを使えば、サイズが違うバッグもきれいに並べて収納できます。

 

バッグに物を詰め込みすぎない

バッグに荷物を詰め込みすぎるのは、型崩れの原因になるため控えましょう。荷物の形に膨らんだバッグがそのまま癖づくと、シルエットがその通りに崩れてしまいます。またノートPCや雑誌など重い荷物を入れて運ぶのも、重力でバッグの素材が伸びる、底のマチが変形する原因になります。バッグが変形しないように、荷物は毎日必ず使うものだけを残すよう整理して、軽量化しましょう。「使うかもしれない」と入れっぱなしにした道具や、購入したままの商品がバッグに入っていませんか?財布のサイズを小さくしたり、キーケースをキーホルダーに変えたりするだけでも荷物の容量を減らせます。荷物の量が多いときは変形しないように、ひと回り大きいバッグを用意するか、サブバッグを持ち歩くことをおすすめします。

 

お手入れをしすぎない

革製バッグで注意したいのが、クリームやツヤ出しスプレーの塗りすぎで素材を傷めてしまうこと。お手入れをしすぎると素材が弱まり、形が歪んだまま癖がつきやすくなります。基本的に、皮革用クリームを使ったお手入れは月に1回を目安にしましょう。もし1ヶ月経ってもうるおいが残っている場合、無理にクリームで保湿する必要はありません。革の状態に合わせて、傷まない程度にお手入れしてください。

 

型崩れが直らない・改善しない場合は?

バッグ・カバンの型崩れの直し方を試しても直らない、改善しない場合はコーティング専門店グラシオンにお任せください。バッグに合ったコーティングを提案・施工させていただきます。

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