高級筆記具を美しく守る。 ― ガラスコーティングとセラミックコーティングの選択 ―

こんにちは。コーティング専門店グラシオンです。

深いブルーエナメルに繊細なゴールド装飾が施された一本の万年筆。
持つだけで気品が漂うこのような高級筆記具は、もはや単なる文房具ではなく「工芸品」と呼ぶにふさわしい存在です。
しかし、その美しさを長く保つためには、見た目以上に繊細なケアが必要です。

日々の使用で指紋や皮脂が付着し、金属部分は酸化してくすみが生じやすくなります。
また、エナメル塗装やラッカー仕上げの表面は摩擦に弱く、キャップの開閉や収納時の擦れで小さな傷が重なっていきます。
こうした微細なダメージの積み重ねが、やがて艶の低下や色ムラ、輝きの喪失につながってしまうのです。

そこで注目されているのが、グラシオンの「ガラスコーティング」と「セラミックコーティング」
どちらも高級時計やバッグ、スマートフォンなどで実績のある表面保護技術を、筆記具用に最適化した施工方法です。
美しい艶を引き出しながら、素材を確実に守る──そんな新しいメンテナンスの形です。

■ ガラスコーティング ― 透明感と艶を纏う保護膜

ガラスコーティングは、ナノレベルの液体ガラスを表面に均一に塗布し、常温で硬化させることで形成される透明の保護被膜です。
その特徴は、何といっても上品な艶と防汚性能

微細なガラス層が汚れや水分を弾き、指紋が付きにくく、軽く拭くだけで美しい状態を保てます。
また、酸化防止にも優れており、金属部分のくすみやエナメル塗装の変色を防ぎます。
さらにガラス被膜は柔軟性があり、筆記具の質感や書き心地を損なうことがありません。

見た目の美しさを重視し、艶やかな輝きを長く楽しみたい方には、ガラスコーティングが最適です。
艶出し効果により、ペンそのものの高級感を一層引き立ててくれます。

■ セラミックコーティング ― 高耐久・高硬度の守り

一方、セラミックコーティングは、ガラスコーティングをさらに進化させた高硬度の保護層を形成します。
ナノセラミック粒子が表面に強固に密着し、摩擦・擦れ・紫外線・熱などに対して非常に高い耐性を発揮します。

特にキャップ周りやクリップ部分のように金属同士が接触する箇所では、セラミックコーティングの耐摩耗性が真価を発揮します。
頻繁に使用しても小傷がつきにくく、長期間にわたって新品のような輝きを保つことができます。

また、セラミック被膜はマットな質感から深みのある艶まで調整が可能で、
「自然な仕上がりが好み」「重厚感のある艶を出したい」といった仕上げの希望にも柔軟に対応できます。

■ グラシオンのこだわり ― 一点ごとに最適な施工を

グラシオンでは、筆記具の素材や状態を丁寧に確認したうえで、
ガラス・セラミックそれぞれの特性を生かした最適な施工方法を選定しています。
作業はすべて熟練の技術者による手作業。
細部の金属部分や刻印周りまで丁寧にマスキングを行い、ムラのない仕上がりを実現します。

また、遠方のお客様にもご利用いただけるよう、郵送での施工も承っております。
専用の梱包資材で大切な筆記具を安全にお預かりし、施工後は厳重に保護してお返しいたします。

■ 「使いながら守る」という新しいケアの形

高級筆記具は、使い込むほどに味わいが増す一方で、細かな劣化が避けられないアイテムでもあります。
その“経年変化”を楽しむためにも、余分な傷や汚れから守ることが大切です。

ガラスコーティングやセラミックコーティングは、単なる見た目の艶出しではなく、
「長く愛用するための下地づくり」。
大切な一本を、より美しく、より安心して使い続けるための現代的なメンテナンス手段です。

お気に入りのペンに、確かな輝きと安心を。
グラシオンが、その美しさを未来へと守ります。

東京秋葉原店