こんにちは。グラシオン静岡駅前店です。
「大切なバッグだから、できるだけきれいな状態で使いたい。」
今回は、そんなお気持ちからご依頼いただいた、Hermès(エルメス)《エヴリンIII 29》をご紹介します。

今回のお客様は、エヴリンを一度だけ使用した際に、汚れや傷が付いてしまうことが気になったことをきっかけに、WEBでコーティングについて検索。
その後、グラシオン静岡駅前店へご来店いただき、ガラスコーティング+超撥水コーティングを施工しました。
エヴリンを普段から楽しみたいけれど、使用による汚れや水分、摩擦などはできるだけ抑えたい。
そんな方に向けて、今回はエヴリンIII 29の魅力、トリヨンクレマンスの特徴、レザーを扱う際の注意点
そしてコーティングのメリット・デメリットをまとめました。
この記事のポイント
- Hermès《エヴリンIII 29》にガラス+超撥水コーティングを施工
- エヴリンは乗馬用具を持ち運ぶためのバッグを再解釈したモデル
- トリヨン・クレマンスは、くっきりとしたグレインと柔らかくしなやかな質感が魅力
- レザーは水分・汗・摩擦・光・熱などの影響に注意したい素材
- コーティングは汚れや水分への対策をサポートする一方、傷や汚れを完全に防ぐものではない
① Hermès《エヴリンIII 29》とは?
《エヴリン》は、乗馬用具を持ち運ぶために考案されたモデルを再解釈したバッグ。
特徴的なのが、バッグに施された「H」のパーフォレーションです。
このデザインには、ブラシなどの乗馬用品を乾かすという機能的な背景もあり、現在ではエヴリンを象徴するディテールのひとつになっています。
また、バンドリエールを使って身体に沿わせるように持てるため、普段のお出かけにも取り入れやすいのが魅力です。
一方で、ショルダーバッグとして使用するからこそ、衣類や身体との接触、持ち歩く際の摩擦などが気になる場面もあります。
今回のお客様が「一度使用しただけでも汚れや傷が気になる」と感じられたのも、大切なバッグを日常的に使うからこその心配だったのではないでしょうか。
② エヴリンのトリヨン・クレマンスはどんなレザー?
今回のエヴリンに使用されているのは、トリヨン・クレマンス。
トリヨン・クレマンスは、表面に不規則ではっきりとしたグレイン(シボ)が表れるグレインレザーです。
セミマットな外観に加えて、ソフトでなめらかなタッチと、しなやかなハンドが特徴。
さらに、使っていくことで柔らかさが増していくことも、このレザーならではの魅力です。
エルメスの商品情報でも、トリヨン・クレマンスについてこうした特徴が紹介されています。
写真からも、細かなシボによって生まれる立体感のある表情が分かります。
新品の美しさだけでなく、使いながら少しずつ変化していく。
そんなレザーならではの経年変化を楽しめる素材だからこそ、日常の扱い方も大切にしたいところです。
③ トリヨン・クレマンスを含むレザーで気をつけたいこと
レザーは、使用する環境や扱い方によって表情が変化する素材です。
特に気をつけたいのが、
- 水分
- 汗
- 摩擦
- 直射日光
- 強い光や熱
- 高温多湿
- 過度な乾燥
など。
水分や汗、摩擦などによって、色落ち・色移り・変色・シミ・風合いの変化が生じる場合があります。
また、濃い色のレザーでは、淡い色の衣類や小物などとの接触による色移りにも注意が必要です。
さらに、インク・口紅・香水などは、レザーに付着すると跡が残る可能性があります。
だからこそ、レザーバッグは「汚れてからケアする」だけでなく、普段からできるだけ汚れや水分が付着しにくい環境をつくることも考えておきたいポイントです。
④ 一度使っただけでも気になる「汚れや傷」
今回のお客様がコーティングを検討されたきっかけは、
「一度使用しただけでも、汚れや傷が付くのが気になる」
ということでした。
お気に入りのバッグほど、
「できるだけきれいな状態で使いたい」
と思うもの。
でも、汚れや傷を気にするあまり、バッグを使うこと自体をためらってしまうのも少し寂しいですよね。
そこで今回ご依頼いただいたのが、
ガラスコーティング+超撥水コーティング
です。
コーティングはバッグを「何をしても大丈夫な状態」にするものではありません。
それでも、日常使用で気になる汚れや水分などへの対策をサポートすることで、大切なバッグをより安心して使うための選択肢になります。
⑤ エヴリンにガラスコーティングをするメリット
ガラスコーティングでは、バッグの表面をコーティングすることで、日常使用における汚れや摩擦などからバッグを守るためのサポートが期待できます。
特に、
「お気に入りだから普段から使いたい」
「でも、できるだけきれいな状態も保ちたい」
という方には、検討する価値のある方法です。
もちろん、コーティングをしたからといって傷が付かなくなるわけではありません。
鋭利なものとの接触や強い摩擦などによる傷を完全に防ぐことはできないため、
「傷防止」ではなく「保護をサポートするもの」と考えることが大切です。
⑥ 超撥水コーティングを組み合わせるメリット
今回の施工では、ガラスコーティングに加えて超撥水コーティングも組み合わせました。
レザーのバッグを使う中では、
「雨が少し気になる」
「飲み物をこぼしてしまわないか心配」
「水分がバッグに付くのが気になる」
という場面もあります。
超撥水コーティングによって、水分がレザー表面に広がりにくくなることで、水分による汚れへの対策や、付着した水分のお手入れをサポートします。
ただし、こちらも「完全防水」ではありません。
長時間水分にさらされた場合や、強い圧力がかかった状態などでは、コーティングだけでレザーを完全に守ることはできません。
そのため、
「水に濡れても大丈夫」ではなく、「水分への備えをプラスする」
というイメージで考えると分かりやすいでしょう。
⑦ コーティングにもデメリット・限界があります
コーティングをおすすめするうえで、メリットだけをお伝えするのは適切ではありません。
大切なのは、コーティングにもできること・できないことがあると知っておくことです。
コーティングで完全に防げないもの
- 鋭利なものによる傷
- 強い摩擦によるダメージ
- 長時間の水分による影響
- 汗や油分によるすべての変化
- 経年変化そのもの
- すべての汚れやシミ
コーティングは、レザーの経年変化を止めるものでもありません。
トリヨン・クレマンスならではの柔らかさや表情の変化を楽しみながら、日常使用で気になる汚れや水分などへの対策をプラスする。
それが、コーティングを考えるうえで大切なポイントです。
⑧ コーティング後も大切にしたいレザーのお手入れ
コーティングをしていても、日頃の扱い方は大切です。
水分が付着した場合は、放置せず、柔らかい布で軽く押さえるように水分を拭き取り、自然乾燥させることが基本。
また、保管する際は、
- 高温・多湿を避ける
- 直射日光や強い光・熱を避ける
- 形を整えて保管する
- レザーを適度に休ませる
といったことも意識したいポイントです。
エルメスのレザー製品については、市販のお手入れ用品の使用を控えるよう案内されています。
自己判断でクリーナーやケア用品を使用するのではなく、素材や製品の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
コーティングをしたからお手入れ不要、というわけではありません。
コーティングと丁寧な取り扱いを組み合わせることで、大切なバッグを長く楽しみやすくなります。
⑨ エヴリンのコーティングをおすすめしたい方
今回のようなエヴリンへのコーティングは、特にこんな方におすすめです。
「購入したばかりのバッグをきれいに使いたい」
新品に近い状態をできるだけ長く楽しみたい方。
「普段使いするから汚れが心配」
ショルダーバッグとして使用する機会が多く、衣類や身体との接触、日常の汚れなどが気になる方。
「水分が付くのが心配」
雨や飲み物など、日常生活の中で水分がバッグに付着する可能性が気になる方。
「レザーの風合いを楽しみながら保護したい」
トリヨン・クレマンスならではのシボや柔らかな表情を楽しみながら、日常使用への対策もしておきたい方。
⑩ 大切なバッグだからこそ「使うための保護」を
今回のお客様は、エヴリンを一度使用した経験から、
「汚れや傷が付くのが気になる」
と感じ、WEBでコーティングについて検索してご来店くださいました。
お気に入りのバッグだからこそ、できるだけきれいな状態で使いたい。
その気持ちは、ブランドバッグを大切にしている方ならきっと共感できるのではないでしょうか。
レザーは、使うことで少しずつ表情が変わっていく素材。
だからこそ、
「変化を止める」のではなく、素材の魅力を楽しみながら、日常使用による汚れや水分への対策をプラスする。
そんな考え方でコーティングを選ぶのもひとつの方法です。
今回のエヴリンIII 29も、ガラスコーティング+超撥水コーティングによって、これからの日常使いをサポートする施工となりました。
エルメスのバッグを、もっと気軽に楽しむために
グラシオン静岡駅前店では、Hermès(エルメス)をはじめとしたブランドバッグのガラスコーティング・超撥水コーティングについてご相談いただけます。
「このバッグにもコーティングできる?」
「購入したばかりだけど施工したほうがいい?」
「レザーなので施工できるか心配」
など、まずは気になることをお気軽にご相談ください。
バッグの素材・状態・使用状況・施工範囲などを確認しながら、適した施工内容をご案内します。
大切なバッグを、できるだけきれいに。
そして、もっと日常で楽しむために。
グラシオン静岡駅前店がお手伝いします。
※コーティングは傷・汚れ・水分などを完全に防ぐものではありません。素材や状態、使用環境によって仕上がりや効果の感じ方が異なる場合があります。レザー製品は素材に適した方法で取り扱うことをおすすめします。

