
本日はエルメスの
マキシモア・ステラ・バッグです。
レザーの種類別に見る弱点とケア方法
―エルメスのバッグを長く美しく保つために―
エルメスの「マキシモア・ステラ・バッグ」は、
デザイン性の高さに加えて、
上質なレザーの質感が魅力のひとつです。
しかし、そのレザーの種類によって特徴や
弱点が異なるため、適切なケアを知っておくことが
長く使うための大切なポイントになります。
■ トリヨンクレマンス(Taurillon Clemence)
やわらかくマットな質感が特徴で、
エルメスでも人気の高い素材。
【弱点】型崩れしやすく、角や底面が擦れやすい。
水染みが残ることも。
【ケア】荷物を詰めすぎず、使わないときは中に
詰め物をして保管。定期的に乾いた柔らかい
布で乾拭きし、防水スプレーを軽くかけると◎。
■ トゴ(Togo)
細かいシボが上品で、耐久性も高く人気の定番レザー。
【弱点】擦れに強いが、
乾燥によるひび割れや色あせに注意。
【ケア】保湿クリームを少量ずつ薄く塗布し、
日光や冷暖房の風を避けて保管。乾燥が気になる時期は、
湿度40〜60%を保つのが理想です。
■ スイフト(Swift)
なめらかな手触りと発色の良さが特徴。
カラー展開が豊富で人気。
【弱点】傷がつきやすく、水や摩擦に弱い。
指の跡も残りやすい。
【ケア】使う前にガラスコーティングや
防汚コートを施工するのがおすすめ。
万が一水がついた場合は、擦らずポンポンと軽く拭き取る。
■ エプソン(Epsom)
型押し加工された硬めのレザーで、
軽量かつ形崩れしにくい。
【弱点】角の摩耗と表面のひび割れが起こりやすい。
【ケア】直射日光を避け、オイルを塗りすぎないよう注意。
防水性は高めだが、汚れがついた場合は早めに乾拭きを。
どの素材にも共通して言えるのは、
「水分・直射日光・過度な荷重」を
避けることが大切だということです。
さらに、ガラスコーティングや
セラミックコーティングを施すことで、
レザーの弱点である「水シミ・擦れ・色落ち」を
大幅に防ぐことができます。
大切なエルメスバッグを、何年経っても美しく保つために。
素材の個性を理解し、日常的なケアとコーティングで
自分だけのエイジングを楽しんでください。
興味がありましたら、
まずはご相談ください。
お待ちしております。

